ALSで生きる 第15話

ALS

6月20日

K大病院を退院して2年ぶりにW病院に入院する

胃ろうの手術のために13時にW病院より車で迎えに来る

夕方19時30分まで病院にいたけど、

暗くなってきたので「家に帰るね」と言うと

淋しそうな顔をしている

帰る頃になってY先生がみえる

6月21日

朝8時40分頃、病室に着いた

主人の顔が白白

顔色が悪く、泣きたい顔をしていた

可哀そうなことをしたなと思った

胃ろうの痛みを我慢できるならば入院しなくとも良かったのに

朝の内に外科の先生がみえた

ガーゼを替え、あとは7月26日にガーゼ交換すると言って

病室を出ていった

説明もなしに

6月22日

今日は昨日と違って落ち着いてみえた

なにか私を見る目が変

恨んでいるようにみえた

娘が来たので言ってみると

「私も恨めしそうな顔をした」と言った

6月23日

胃ろうが痛い痛いと何度も言っているのに

なんの手当もしない

「ガーゼ交換はできないのですか」と言っても

「外科の先生がこのままでいいと言ってます」

と、かまってくれません

お父さん我慢してとしか言えない

6月24日

今日も一度もガーゼ交換なし

エビが腐った臭いがする

上の方のガーゼが黒くなっている

なんとかしないと

6月25日

今日、Y先生にガーゼ交換をお願いした胃ろうの管を

交換してもらい

「ひどくなっているね」で終わり

6月26日

もう我慢させるのは気の毒になり、Y先生に

「このままの治療では納得できません

本人が痛みを我慢できるのでしたら

退院させてください」と頼む

「それでいいか」と言われ

「はい」と返事する

「先生から本人に聞いてください」と頼んだ

本人も帰りたいと頭を縦に振った

「じゃ退院しましょ」となった

しばらくして理事長さんら5人ぐらいで来た

胃ろうのガーゼをあけて

「これはひどい 申し訳ありません

今から薬をつくらせます

もうしばらく待ってください」

と言って頭を下げて出て行った

1時間ぐらいしたら薬が出来てきた

それを付けて3日間で良くなってきた

本人も10日間、苦しんだ後に

こんなことで良いのだろうか

おしらせ

ALSを治せる病気するための基金があります

その名もせりか基金-宇宙兄弟ALSプロジェクト

「せりか基金」は、ALSの治療方法を見つけるための研究開発費をあつめる活動です

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